波佐見 主軸で11安打 思いきりのいい振り奏功

【3回戦、波佐見―鎮西学院】4回表波佐見2死一、三塁、赤木が中前に適時二塁打を放つ=諫早市第1野球場

 昨年、夏も秋も初戦敗退と影を潜めた波佐見が優勝した2017年以来の8強入り。昨夏準Vの鎮西学院との約3時間のゲームについて、得永監督は「長い試合になって課題はあるが、攻撃そのものは良かった。うちは打てなきゃ勝てないから」と振り返った。
 赤木、平石、辻村、長岡の主軸4人で11安打を記録した。そのうち追い込まれてからの安打は1本だけ。相手先発右腕のカウントを整える変化球を狙いつつ、打てる球は積極的に迷わず振り抜いた。初回1死三塁から、内角の難しい直球を左前へしぶとく運んだ先制打の平石は「内野手も前に来てたし、思いきり力で押し切れた」と胸を張った。
 準々決勝の相手は2回戦で創成館を破り、3回戦もコールド勝ちで勢いに乗る長崎西。リードオフマンの赤木は「次も初回からバンバンいく。流れをやらない攻撃を見せたい」と闘志を燃やした。

© 株式会社長崎新聞社