2年ぶり先発の大谷 打者6人から一死も取れずKO

【エンゼルス4-6アスレチックス】@オークランド・コロシアム

トミー・ジョン手術を乗り越え、2年ぶりにメジャーのマウンドに立った大谷翔平(エンゼルス)。その舞台はメジャー初登板と同じオークランド・コロシアムとなったが、一死も取れず降板するという屈辱を味わった。大谷の降板後、一時は4対5と1点差まで詰め寄ったエンゼルスだったが、6回裏にショーン・マーフィーの1号ソロでリードを広げられ、4対6で敗戦。大谷には今季初黒星(0勝)が記録された。

世界中の野球ファンの注目が集まるマウンドに立った大谷は、初回先頭のマーカス・セミエンにヒットを許し、そこから3連続四球で押し出し。5番マーク・キャナに2点タイムリー、6番ロビー・グロスマンにもタイムリーを浴びたところでマウンドを降り、次打者ビマエル・マチンの併殺打の間にキャナも生還したため、大谷には自己ワーストの5失点が記録された。速球のスピードは最速94.7マイル(約152.4キロ)、平均92.7マイル(約149.2キロ)。投じた30球のうち、ストライクは15球だけだった。

エンゼルスはマイク・トラウトの1号3ランと犠飛で4点を返したが、アスレチックスは先発のマイク・ファイヤーズの降板後、5人のリリーバーが無失点リレーを展開して6対4で逃げ切り。5回表のピンチに登板した2番手のユスメイロ・ペティートが今季初勝利(0敗)、6番手のリアム・ヘンドリックスが今季初セーブをマークした。なお、エンゼルスのジョー・マドン監督は、大谷の球数が少なかったため、明日の試合に指名打者で出場させる可能性があることを明らかにしている。

© MLB Advanced Media, LP.