マーリンズ主力4選手がコロナ陽性 本拠地への移動を延期

敵地でのフィリーズとの開幕3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えたマーリンズは、ホゼ・ウーレイナ投手、ホルヘ・アルファロ捕手、ギャレット・クーパー内野手、ハロルド・ラミレス外野手という主力4選手の新型コロナウイルス陽性が判明。マーリンズは日本時間7月28日午前8時10分からオリオールズとの本拠地開幕戦を控えているが、コロナ感染者が発生したため、安全面を考慮してフィラデルフィアからマイアミへの移動が延期されている。

チームから最初の離脱者となったのは正捕手のアルファロで、開幕前に理由非公表で故障者リスト入り。日本時間7月27日のフィリーズ戦に先発予定だったウーレイナは登板を回避し、開幕戦のスタメンに名を連ねたクーパー、ラミレスとともに新型コロナウイルスへの感染が明らかになった。

ESPNは、マーリンズの選手たちが開幕前の練習試合でアトランタを訪れた際に新型コロナウイルスに感染した可能性があると伝えている。実際、アトランタを本拠地とするブレーブスではタイラー・フラワーズとトラビス・ダーノウの主力2捕手がコロナ感染で戦列を離れており、アレックス・ジャクソンとウィリアム・コントレラス(カブスのウィルソン・コントレラスの弟)という新人2捕手を起用せざるを得ない事態となっている。

日本時間7月27日のフィリーズ戦では、登板回避のウーレイナに代わってロバート・ダガーが先発し、4回途中5失点(自責点4)。しかし、フィリーズ投手陣に4本塁打を浴びせるなど打線が奮起し、11対6で逆転勝利を収め、敵地での開幕3連戦を2勝1敗で勝ち越した。

ドン・マティングリー監督は、本拠地マイアミへの移動を延期した理由の1つに選手やスタッフの家族の存在を挙げている。「我々は健康について話し合っている。自宅へ戻るということは、家族や子供のもとへ戻ることになる。それが、我々が健康でいたい理由だよ」とマティングリー。フロリダ州は感染拡大の中心地でもあり、今後の対応が注目される。

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