【新型コロナ】和県自粛再要請の基準、2つ満たす

和歌山県内では、きょう(7/27)新たに8人の新型コロナウイルスの感染者が確認され、県内での感染者が130人となりましたが、県が営業自粛などを再度、呼びかける基準としている4つの指標のうち、2つが基準を上回ったことがわかりました。

記者会見する野尻技監

これは、感染者を発表するきょうの記者会見で、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監が明らかにしたものです。

この中で、野尻技監は、新規陽性者数と肺炎患者陽性率、新規感染陽性率の2つが基準を上回ったことを明らかにしました。

肺炎患者の陽性率と病床使用率については、「まだ大丈夫」ということですが、野尻技監は、「憂慮すべきことと受け止めている」と危機感をあらわにしました。

また、市中感染が広がっていないかについては、「原因のつかめない症例がたくさん出てきて、肺炎患者の陽性率が高くなってくると、要注意だが、いまは、かなりの割合で県外でうつったと思われるケースが多いので、県内全域で市中感染が起きているとは考えていない」と見解を述べる一方で、「注意深く見守っていく必要がある」と今後の推移を注視する姿勢を強調しました。

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