東京湾に出入りする船舶の目印となる「観音埼灯台」(神奈川県横須賀市鴨居)で26日夜、灯火が消えるトラブルがあった。落雷の影響とみられ約4時間半後に復旧、船舶航行への支障は生じなかったという。
第3管区海上保安本部(横浜)によると、灯台が消灯したのは26日午後10時25分ごろ。同日は局地的に雷を伴った激しい雨が降っており、消灯時は周辺一帯が落雷とみられる影響で停電していた。
灯台は無人で、横須賀海上保安部の職員が駆け付けたところ、灯火などを制御する管制器が破損してブレーカーが落ちていたという。小型発電機による外部電源を用いて復旧させ、27日午前3時に再点灯した。
観音埼灯台は日本初の洋式灯台で、1869年から国内屈指の海上交通量を誇る浦賀水道航路の安全を守ってきた。