総文祭 県代表の佐世保南高邦楽部 感謝のコンサート

優美な音色を響かせる佐世保南高邦楽部=佐世保市コミュニティセンターホール

 今夏の全国高校総合文化祭の日本音楽部門で長崎県代表となった県立佐世保南高邦楽部は26日、佐世保市光月町の市コミュニティセンターホールでミニコンサートを開き、優美な琴の音色で来場した約130人を魅了した。
 全国総文祭は高知県で開く予定だったが、新型コロナウイルス感染防止のため、今年はインターネット上に参加団体の演奏などを公開する形で開催する。
 例年、3年生は総文祭を最後に引退。コンサートは、応援してくれた保護者や教職員らに感謝の気持ちを直接伝えようと企画した。演奏した5曲のうち、総文祭で披露する予定だった「花舞」は、花々が咲き誇り、散っていく様子を表現。会場からは大きな拍手が沸き起こった。
 同部3年の安永優陽部長は「演奏を通じ、心を一つにする大切さを学んだ。後輩に伝統を引き継いでもらいたい」と託した。

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