【新型コロナ】来年の成人式、式典の回数増やし密回避 相模原

今年1月に行われた相模原市の成人式「はたちのつどい」=同市中央区の相模原市民会館

 相模原市は2021年1月の成人式について、例年通り3区ごとに会場を設けて行うことに決めた。新型コロナウイルスの感染防止策として、これまで3会場で計8回だった式典の回数を14回に増やし、会場内での密集を避けるという。

 開催は1月11日で、従来通り、杜のホールはしもと(緑区)、相模原市民会館(中央区)、相模女子大学グリーンホール(南区)の3会場で実施。式典時間短縮のため、各会場でそれぞれ企画してきたクイズや部活動の発表などのオープニングアトラクションは中止を検討する。

 会場に来ることができない人に向け、式典の様子をオンラインで生中継する。感染状況によっては中止や内容を変更することもあるという。

 対象となる市内の新成人は約7300人で、例年7割ほどが出席するという。市こども・若者支援課の担当者は「友人に会いたいと考える人が多く、何年も前から着物を準備している人もいる。一生に一度の機会なので、感染予防策を徹底した上でぜひ開催したい」と話している。

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