中小企業を支援 感染予防の製品をPR

新型コロナウイルスの影響で、経済活動は厳しい状況が続いています。この状況を支援しようと、東京都内にある中小企業が感染予防を目的に開発した商品をアピールする商談会が7月27日、開催されました。

全国の信用金庫が連携した東京・大田区にある「よい仕事おこしプラザ」で行われた商談会で、都内の中小企業4社が開発した自慢の商品が発表されました。商談相手はホテルや大手百貨店のバイヤーで、この日は合わせて15の企業が参加しました。

大田区で印刷業を手掛ける会社が開発したのは、抗菌効果があるという「マスクケース」です。紙で作られたケースにマスクを入れるだけで抗菌され、菌の増殖を防ぐということです。また、パイプを取り扱う企業は、足で踏んでアルコール消毒液を出すことができる商品をアピールしました。商談会を主催した城南信用金庫の川本恭治理事長は「いいものを作ってもPRする機会が少ないという悩みをたくさん聞いている。皆さんにPRする機会をつくれればと思い、今回企画した」と話しています。

主催者によりますと8月にはオンラインで参加できるリモート商談会を開く予定で、企業が交流を行う場を定期的に提供していきたい考えです。

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