震災からの復興と命の大切さ訴えるミュージカル 来月9日 アルカスSASEBO

ミュージカルの中で繰り広げられるお祭りのシーン

 2011年の東日本大震災からの復興と、命の大切さをテーマにしたミュージカル「いのちてんでんこ」が8月9日午後2時から、長崎県佐世保市三浦町のアルカスSASEBOで上演される。
 アルカスSASEBOが主催し、舞台作品の創出と販売を手掛ける「みんなのしるし合同会社」(岩手県大船渡市)が制作。同社は、東日本大震災の記録の収集を通して震災の記憶の風化を防ぎ、命の尊さを伝える活動をしている。
 舞台は、大船渡市や陸前高田市、宮城県気仙沼市など三陸沿岸の被災者(10代~70代)約70人の証言を基に制作。郷土芸能や祭りなど独自の文化や営みの奥深さを、せりふや踊り、歌で表現。地域に壊滅的な被害を与えた津波災害の経験や復興に向かって生き抜く姿勢、命の大切さを訴える。
 全席指定。一般3千円、4歳~大学生千円。当日券はいずれも500円増し。問い合わせはアルカスSASEBO(電0956.42.1111)。

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