カージナルス・マイコラス 右屈筋腱の手術で今季絶望に

カージナルスのマイルズ・マイコラスは右前腕の屈筋腱の修復手術を受けるため、2020年シーズンの残り試合を欠場することになった。マイコラスは日本時間7月30日のツインズ戦で先発する予定だったが、カージナルスはこの試合の先発投手をダニエル・ポンセデレオンに変更。今季絶望となるマイコラスだが、2021年シーズンの開幕には間に合う見込みだ。

マイコラスは右前腕の屈筋腱を痛め、スプリング・トレーニングの大部分を欠場。オフにPRP注射による治療を受けたものの、十分に回復せず、スプリング・トレーニングの最初のブルペンでの投球練習で違和感を訴えたあと、2度目のPRP注射を受けていた。そのため、3月のシーズン開幕には間に合わない予定だったが、シーズン開幕が大幅に延期されたため、無事に開幕ローテーション入り。ところが、一度もマウンドに立つことなく、2020年シーズンを終了することになった。

カージナルスはマイコラスの故障者リスト入りに伴い、予備選手としてミネソタへの遠征に帯同させていたジェイク・ウッドフォードをメジャーへ昇格させている。ウッドフォードはメジャー未経験の23歳の右腕で、昨年はAAA級メンフィスで26試合に先発して9勝8敗、防御率4.15、131奪三振をマークした。

また、夏季キャンプへの合流が遅れ、調整不足によって開幕を故障者リストで迎えたジオバニー・ガジェゴスが戦列復帰を果たしている。カージナルスは開幕から金廣鉉(キム・グァンヒョン)をクローザーとして起用していたが、クローザーをガジェゴスに任せ、マイコラスの穴埋めとして金を先発に戻す可能性もありそうだ。

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