島精機製作所・新サービスオンライン発表会

和歌山市のニット横編み機大手・株式会社島精機製作所(しませいきせいさくしょ)は、きょう(29日)世界中の糸を検索できるサイトや商品の詳細な完成イメージを作成出来る服飾デザインソフトウェアといった最新のサービスを、オンラインで発表しました。

オンライン発表会で示された3つの新サービス

島精機では、服飾製品のデザインから縫製の過程をコンピュータとネットワーク技術を組み合わせて短縮化しできる、素材となる世界中の糸のデータベースサイト「yarnbank(ヤーンバンク)」と、製品の詳細な完成イメージを作成する服飾デザインソフト「APEXfiz(エーペックス・フィズ)」、それにデザインの方法を学べる学習ソフト「SHIMANAVI(シマナビ)」を開発しました。

データはすべて連携・共有でき、素材選定からサンプル作成、縫製、作り手の育成など、これまで別々に行われていた工程をパソコン上で一本化することが可能となり、島精機は、国内や海外を問わず、よりスピーディーな服飾生産が可能になるとしています。

オンライン発表会で意気込みを語る島社長

島精機の島三博(しま・みつひろ)社長は「新型コロナ禍をはじめどのような状況下でもピンチをチャンスに変え、我々は常に前身し続けなければならない。新しい技術でリードタイムを大幅に短縮することで全世界のアパレル産業が抱える課題を解決し、作り手の思いを消費者に直接伝えたい」と意気込みを語りました。

島精機では、来月(8月)これら新システムのオンラインセミナーを開いたあと、「yarnbank」は9月に「APEXfiz」と「SHIMANAVI」は10月に発売する予定です。

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