スターQB・マホームズがロイヤルズのオーナーグループに加入

NFLのカンザスシティ・チーフスでスターQBとして活躍するパトリック・マホームズ(2019年スーパーボウルMVP)がロイヤルズのオーナーグループに加わることが明らかになった。日本時間7月29日、ロイヤルズが発表した。7月上旬に北米スポーツ史上最高額となる10年5億300万ドル(約528億円)の巨額契約を手にした24歳のマホームズは、スポーツ界史上最年少のオーナーとなる。

ロイヤルズの筆頭オーナーであるジョン・シャーマンは「パトリックをこの球団のオーナーグループの一員として迎えられることをとても誇りに思うし、興奮している。カンザスシティの皆さんと同様、私はパトリックがフットボールのフィールドの内外で戦う姿や素晴らしいリーダーへ成長する姿を目にしてきた」と述べ、マホームズの加入を歓迎。マホームズも「カンザスシティ・ロイヤルズのオーナーグループの一員になれるのは光栄だ。僕はこの街が大好きだし、この素晴らしい街の人々も大好きだ」と喜びを口にした。

マホームズの父・パットは1992年から2003年までメジャーで11シーズンのプレー経験があり、ツインズなど6球団でプレーして通算42勝をマーク。ツインズ時代の1994年に自己最多の9勝、メッツ時代の1999年には8勝0敗の好成績をマークし、1997~98年には横浜ベイスターズでプレーした経験もある。パトリックも高校時代はフットボールのほか、野球とバスケットボールを兼任し、投打両面で才能を発揮していたが、大学入学後はほぼフットボールに専念。2017年のNFLドラフトで全体10位指名を受けてチーフスに入団した。

カンザスシティのスーパースターをオーナーグループの一員に迎えたロイヤルズは、2015年以来のワールドシリーズ制覇を成し遂げるべくチーム再建を進めている。開幕2戦目で先発したブレイディ・シンガーなど有望株は着実に育っており、ポストシーズン返り咲きを果たす日はそれほど遠くないかもしれない。

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