【新型コロナ】県内で6人感染、乳児や競輪選手ら

和歌山県はきょう(7/29)、県内で新たに0歳児の乳児を含む男女6人が、新型コロナウイルスに感染したと発表しました。また先に感染が確認されたプロスポーツ選手について、「さらなる感染拡大のおそれがある」として競輪選手であることを明らかにしました。これで、県内で確認された新型コロナウイルスの感染者数は、140人となりました。

和歌山県庁記者会見室で

 新たに感染した6人のうち、和歌山市の20代の男性は、日本競輪選手会和歌山支部に所属する競輪選手で、症状は出ていませんが、濃厚接触者として受けたPCR検査で陽性がわかりました。この選手は、先に感染が判明した競輪選手2人と一緒に室内などで練習し、控室でマスクをせずに会話していたということです。

また、先に感染が判明した和歌山市在住の競輪選手の30代の妻と0歳児の娘も新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。いずれも発熱などの症状は出ているものの、症状は安定しているということです。県は、さらに選手やスタッフの検査を進めています。

このほか、橋本保健所管内の60代の男性会社員は、大阪府の会社に通勤し、大阪市内で買い物や飲食をしていたということで、県が同居家族や同僚のPCR検査を行います。

海南保健所管内の20代の女性会社員は、接客を伴う仕事をしていましたが、相手を特定できているということで、県が今後、必要なPCR検査を行います。

また、岩出保健所管内の50代の女性は、看護師として、介護事業所で利用者の自宅を訪問していて、県は、女性が発症する前後に訪れた利用者や同居家族らのPCR検査を予定しています。

いずれも症状は安定しているということです。

きょう新たに6人の感染が確認されたことで、県内の感染者数は、死亡した3人を含めて140人となりました。一方、きょう1人が退院し、現在、入院しているのは45人となっています。

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