【新型コロナ】「今、第2波真っただ中」 横浜で新たに41人の感染確認

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は29日、過去最多となる男女41人の感染が新たに確認された、と発表した。10代未満~60代で、19人の感染経路が不明。20代男性会社員が中等症で、ほか40人は軽症か無症状という。

 市によると、横浜国立大学の運動系サークルなどで発生したクラスター(感染者集団)関連で、新たに10~20代の男女5人の陽性が判明。サークルが中心になった複数回の会食を通して感染した同大の学生はこれで計15人となった。

 また、2組の家庭内で乳幼児~50代の計6人の感染も確認。感染経路が分かっている残る11人も、後に陽性が判明した家族や知人と接触があったという。

 感染者数が過去最多となった要因について、市健康福祉局健康安全医務監の船山和志氏は、「全国の流れに横浜も飲み込まれている。今、第2波真っただ中と認識している」と説明。これまでは「夜の街」関連など若者が中心だった感染者に年代の広がりが出ているとし、「市民が身近に感染する可能性がある。手洗いの徹底や人混みに行かないなど感染予防をしてほしい」と呼び掛けた。

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