相鉄ビルマネジメント（横浜市西区）は30日、横浜駅西口の商業施設「相鉄ジョイナス」のトイレを無料で予約できるサービスの実証実験を始める。相鉄グループによると、国内初の試みという。
ジョイナス地下2階にあるトイレの男女各1室が対象。無料通信アプリLINE（ライン）で予約を受け付け、自動的に10分間個室を施錠する。ラインの画面に鍵を開けるボタンや現地までの行き方も表示し、幅広い世代の使い勝手を高めたという。
「QREA（クリア）」と名付けたサービスを開発したのは、佐賀県のベンチャー企業Duchamp（デュシャン）。「誰も漏らさずに済む世界」を掲げ、相鉄グループなどによる支援企画に応募し、実証実験にこぎ着けた。
相鉄グループの担当者は「10人に1人は過敏性腸症候群とされる。予約によって不安を和らげてほしい」と話す。実証実験は8月30日までの毎日午後2～7時に実施する。
