鷹・工藤監督、39歳和田に目を細める 7回途中2失点9Kに「ボールが良かった」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

打線は4点のうち犠飛で2点「うまく行っているところ」

■ソフトバンク 4-2 西武(29日・PayPayドーム)

ソフトバンクは29日、本拠地PayPayドームで西武と戦い、4-2で快勝した。先発の39歳・和田毅投手が7回途中まで2失点と好投。序盤で奪ったリードを守り切って、3連勝とした。

初回、先頭の周東が右中間を破る三塁打で出塁し、今宮の犠飛であっさりと先制に成功。さらに目下、絶好調の3番柳田、4番中村晃が連打で続き、栗原が中前適時打。初回で2点を奪うと、2回には周東の犠飛で1点を追加し、序盤で3点のリードを奪った。

先発の和田毅投手は初回から奪三振ショーを展開。5回に木村にソロを浴びたものの、6回まで毎回の9三振を全てストレートで奪う力投を見せた。7回に2点目を失ったところで降板となったが、あとを受けた嘉弥真、モイネロ、森のリリーフ陣が西武打線に反撃を許さなかった。

試合後、工藤監督は圧巻の三振ラッシュを見せたベテラン左腕をまず称賛した。「高谷くんもいいときの和田くんのストレートを引き出していいリードをしたし、それに応えた和田くんのボールが良かったと思います」と語り、7回途中まで6安打2失点にまとめた左腕を労った。

また、攻撃面に関しては4点のうち2点を奪った今宮と周東の犠飛を称え「外野フライが欲しいところで、ここのところ外野フライで得点できている。そういう積み重ねが相手にどんどんプレッシャーを与えていくと思う。繋がりと共にうまく行っていることじゃないかと思います」と語り、取るべきところで取った得点の価値を評価した。

これでチームは3連勝とし、西武には連勝。30日の第3戦には2年目の板東が先発する。「(最初の3試合での)勝ち越しはしましたけど、明日は若い投手が投げますので、また打線の繋がり作って早く援護をしてあげたいなと思います」と工藤監督。若き右腕の援護、そして4連勝に向けて気持ちを切り替えていた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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