「純女学徒隊」として兵器工場に動員され、原爆の犠牲になった純心女子学園の生徒らの関連資料が長崎純心大学博物館(長崎市三ツ山町)で公開されている。8月29日まで。
学園設立から10年後に原爆が投下され、大橋の兵器工場で働いていた生徒ら計214人の命が奪われた。館内には、学徒隊の遺品である作業服や腕章のほか、学園の江角ヤス校長(当時、故人)と交流のあった故永井隆博士の関連品など約40点を展示している。
同館は「苦しい思いをしながらも人に寄り添い、亡くなっていった女の子たちがいたという事実を知り、平和を考えてほしい」としている。開館時間は午前9時~午後6時(土曜は午後2時まで)。休館は日曜、祝日、8月13~16、19日。
学徒隊の遺品展示 純心大学博物館
- Published
- 2020/07/29 23:15 (JST)
- Updated
- 2020/07/30 14:24 (JST)
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