【新型コロナ】病床拡大要請を見送り 神奈川県、入院患者増加も推計より低く

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は29日、対策本部会議を開き、入院患者は緩やかに上昇しているものの、推計よりも低く抑えられているとして、医療機関に対する病床確保への協力要請を見送った。また、政府がイベント開催制限の緩和を9月以降に先送りしたことを踏まえ、観客数の上限を5千人で維持する。

 医療提供体制の拡充については、県は当初、県独自の「神奈川警戒アラート」が発令されたタイミングで2週間かけて拡充する方針だったが、病床に余裕があるとして入院患者が150人程度になった段階で改めて検討するとしていた。

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