F1第8戦イタリアGP、無観客での開催が決定。舞台となるモンツァが正式発表

 F1イタリアGPを開催するアウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァは、今年9月に開催されるイタリアGPではグランドスタンドにファンは入れず、無観客レースになることを発表した。

 イタリアGP主催者による決定は、世界的な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)危機に伴う安全対策によって決められ、各レース主催者が実行している観客動員に関する現行の方針と一致している。

 すべて無観客での開催となった開幕からの3レースに続き、今週末の第4戦イギリスGPから第10戦ロシアGPまでの7レースについても、ファンが現地で観戦することはできない。

 一方でニュルブルクリンク、ポルティマオ、イモラで開催される第11、12、13戦は、限定的な観客動員が許可される可能性がある。

「アウトドローモ・ナツィオナーレ・モンツァで9月4日から6日にかけて開催される2020年F1イタリアGPは、非公開で行われる。すなわち無観客開催となる」とモンツァは水曜日に発表された声明のなかで明らかにして。

「購入済のチケットは額面の全額が返金となる」

 言うまでもなく、素晴らしい観客と熱狂的なティフォシの一団のいないイタリアGPは静かなレースになり、フェラーリはホームレースでチームに発破をかける地元の応援という重要な要素を欠くことになるだろう。

2019年F1第14戦イタリアGP シャルル・ルクレール優勝に熱狂するフェラーリファンたち

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