テイラー・スウィフト、最新作のリード曲別ver.を公開

テイラー・スウィフト(Taylor Swift)が2020年7月24日にサプライズで発表した最新アルバム『folklore』のリード・シングル「cardigan」の別ヴァージョン「cardigan (cabin in the candlelight version)」を7月30日に配信、ミュージック・ビデオも同時に公開した。

このヴァージョンは、オリジナルから音の数をさらにそぎ落としたシンプルなものになっており、それだけにテイラーの声と楽曲本来の良さが際立つものになっており、同時公開されたミュージック・ビデオは、アルバム用の写真撮影を行ったときのビハインド・ザ・シーンを元に構成、写真スタンドの中で ”写真撮影時の映像” が映し出される仕様になっている。

デジタル配信中のアルバム『folklore』は、iTunesで80以上の国と地域で1位、Apple Musicでは60以上の国と地域で1位を獲得。Spotify世界チャートにおいてもトップ5曲を独占するなど大ヒット中となっている。

アルバムにプロデューサーとして参加した米インディー・バンドのザ・ナショナルのメンバーであるアーロン・デスナーは今回のアルバムについてSNSにてこうコメントしている。

「エキサイティングで、誇りに思っています。4月にテイラーから、リモートで一緒に曲作りをしないかと連絡があったんです。僕は家族と一緒に自粛生活を過ごしていたけど、自粛に入った最初の1ヵ月にたくさんの曲や曲のアイディアを作っていたから、それを彼女とシェアしました。返事がくるまでにしばらく時間が掛かるだろうと思っていたら、その数時間後に僕の携帯にテイラーからのヴォイス・メモが送られてきたんです。それは、曲のフル・ヴァージョンだったんです」
「(『folklore』に収録された)曲をすごく誇りを持っているし、僕を自らの制作過程に招き入れ、信じてくれたテイラー・スウィフトに深く感謝しています。今まで僕が出会った中で、彼女は最も才能に溢れ、努力家で、とても思いやりがあるアーティストの1人。その人間性や温かさ、生のエモーションが曲に込められています。みなさんにも気に入ってもらって、僕と同じように心地よくなってもらえるといいな」

同じくプロデューサーとして参加したジャック・アントノフは「一緒に制作した曲の中からのお気に入りは、”august”と”tears ricochet”です」とTwitterにコメントしている。


テイラー・スウィフト『folklore』
2020年7月24日発売


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