意外な効果も!?いま、中小企業がSDGsに取り組むべき理由

櫻井浩二アナウンサー(左)とゲスト・越川智幸さん

RKBラジオの朝の情報ワイド『櫻井浩二インサイト』(月~金・6:30~9:00)は「エリアから世界まで、聴けばいまが見えてくる」がモットー。とくに7:40頃からの「スペシャルインサイト」は週替わりで旬のテーマを、当事者や専門家に直接話を聞く、番組の中核コーナーだ。

7月27日~31日の特集は、今年注目を集めている「SDGs=持続可能な開発目標」について、中小企業がどう関わるべきかをお送りしている。ゲストは、SDGs推進ネットワーク福岡・代表で中小企業診断士の越川智幸さん。越川さんは今月『明快!中小企業のためのSDGs経営』(梓書院)を上梓したばかりだ。

29日の放送では「中小企業がSDGsに取り組むべき理由」についてインタビュー。越川さんはまず「SDGsは人材採用に効果がある」ことを挙げる。“売り手市場”で地方の中小企業が人材不足に悩みを抱えているが、それをSDGsに取り組むことで解決できるというのだ。意外な答えに、櫻井浩二アナウンサーも驚きを隠せない。

しかし、その答えは明快だ。「30歳未満の若い求職者は、企業側がSDGsに積極的かどうかを調べたうえで面接に臨む」というのだ。若い世代は地球環境の問題やジェンダー、ハラスメントに対して、中高年よりも敏感だという。「(若い世代にとって)2030年、2050年は遠い将来のことではないので、われわれの世代以上に自分事として考えている」(越川さん)

また、別の理由としては「資金調達に有利になる」とも越川さんは解説する。地方銀行や信用金庫といった金融機関側の動きとして最近、環境に配慮するなど、SDGsに取り組んでいる企業の方に融資をしたい、という考えもあるという。担保を取るということとは別の側面で、SDGsに取り組んでいるかどうかを、融資の判断材料にしているというのだ。実際に、SDGs私募債を発行した企業に“寄付をする”という形で支援する金融機関も現れている。

30日は、SDGsに取り組む中小企業が社会的信用を得て、事業を拡大した事例を紹介する。

櫻井浩二インサイト

放送局:RKBラジオ

放送日時:毎週月曜~金曜 6時30分~9時00分

出演者:櫻井浩二、田中みずき、越川智幸

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