鎌倉で蛍が見れるスポット5選!見頃や時期やお祭りご紹介

ホタルと共存する古都鎌倉。

鎌倉は水が綺麗なので、ほたるが見れるスポットがいくつもあります。そして街を流れている川でも普通に見れたりすることも。

ここでは鎌倉でほたるが見れる場所や穴場スポット、ほたるの時期や見頃、お祭りの情報を紹介します(^^)

鎌倉で蛍が見れるスポット

鎌倉の蛍マップ

①鎌倉広町緑地

鎌倉広町緑地は「ゲンジボタルとヘイケボタルが両方見られる」とても貴重な場所です。動植物の生息地の保護を目的とした約48haの広大な緑地には、わき水が流れ込み質の高い生態系が維持されています。

ゲンジボタルが見れるのは、5月下旬〜6月。ヘイケボタルは、6月下旬〜7月。一般的に親しまれているのはゲンジボタルでこちらの方が数多く見れます。

ゲンジボタルが見れるスポットは、「御所川沿い」「木道」「きはちの窪」「小竹ヶ谷」。ヘイケボタルが見れるスポットは、「田んぼ」「きはちの窪」。

川沿いの歩きやすい道も蛍が充分に楽しめますが、田んぼの方の小道に入り、林の方に行くと更に蛍が沢山飛んでいます。

広町緑地はとても広く、奥の方に進むと人がいなくなり暗くて危険です。御所谷入口から入り、1周はせず戻ってくるのがおすすめです。

ホタルは19:30〜20:30の時間帯が一番活発に活動します。駐車場はありませんが、モノレール「西鎌倉駅」から徒歩10分で行くことができます。

蛍の時期は管理棟の運営時間が延長していて、夜でもトイレを使うことができたり、係員の人が公園の入り口に立って案内してくれる時もあり、お子様連れの方も多いのでご家族や初めての方でも安心して訪れることができます。

ひとみ編集長個人的に一番の蛍のオススメスポット!蛍の数が多くて感動しました住所鎌倉市津1133番地電話0467-32-5112アクセス湘南モノレール「西鎌倉駅」下車徒歩10分駐車場なし公式ホームページ

②称名寺

境内に滝がある称名寺では、6月の頭から中旬頃まで拝観時間を延長し「蛍鑑賞」を行っています。(2022年は6月1日から11日まででした)

滝や小川周辺や森林には、沢山のホタルが飛び交いとても幻想的。ご家族連れも多く、安全にホタルを楽しむことができます。

鎌倉では珍しい男滝・女滝と呼ばれる陰陽の滝があり、境内には多数の石仏や、石段を上ると不動堂を見ることができます。少し早い時間に訪れて参拝してもいいですね。

駐車場があるので車でも訪れやすいですが、トンネルがあり人気が少ないのでたどり着くまでの道が若干怖いのです。バイクや自転車や徒歩で訪れるのは、あまりおすすめできません。

ひとみ編集長滝とホタルのコラボが幻想的!車で行くなら称名寺がおすすめ住所鎌倉市今泉4-5-1電話0467-45-1774アクセスJR大船駅東口5番バス乗り場から大船駅(循環)行きで「今泉不動」下車徒歩5分駐車場無料駐車場あり公式ホームページ

③鎌倉中央公園

鎌倉の中央に位置する鎌倉中央公園。ゲンジボタルとヘイケボタルが見れる珍しいスポットです。

ゲンジボタルは5月下旬から6月中旬。ヘイケボタルは7月上旬から7月中旬が見頃。ほたるが見れる場所は、公園の山崎口の小川から田んぼとその隣の散策路と山崎側の谷戸の方です。

山崎口自体は18時で閉まってしまいますが、田んぼの方は24時間通れてほたるが見れます。日によりますが、田んぼの横から入る散策路で沢山のホタルを見ることができました!

https://kamakura-life.net/hotaru-2/

ひとみ編集長場所がわかりにくいので、明るいうちから行くのがおすすめ!住所鎌倉市山崎1667番地電話0467-45-2750アクセス・市役所前バス停からミニバス→鎌倉中央公園下車〔約30分〕
・鎌倉駅東口バスターミナル藤沢駅か大船駅行き→梶原口下車→徒歩20分
・鎌倉駅東口バスターミナル桔梗山・梶原行き→日当下車→徒歩11分
・湘南モノレール湘南町屋駅→徒歩12分駐車場予約制、ただしホタルが出る時間帯は閉まってる可能性が高い公式ホームページhttp://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koen/p_cyuuou.html

④鎌倉湖墓苑の駐車場横の小川

鎌倉湖墓地の駐車場の横の小川にも少ないですが、ほたるが見れます。

数や見応えを考えると広町緑地や称名寺がおすすめなので、こちらはご近所の人がふらっと訪れるのにオススメのスポットです。

散在ガ池森林公園(鎌倉湖)でも見れるという話を聞きましたが管理事務所に問い合わせたところ、夜は北口は閉門していて入れないとのことでした。南口(湖畔団地側)は門がないので一応入れるそうですが、南口から鎌倉湖まで徒歩約30分かかりとても暗くて危険とのことでした。

管理の方も夜は入らないので蛍は見たことないとのこと。ホタルが見れるという噂はありますが、散在ガ池森林公園は夜は入らないようにしましょう。

住所鎌倉市今泉3丁目943−1

⑤明月院入り口の小川

明月院に向かう途中の道沿いにある小川は、知る人ぞ知る蛍の穴場スポット。

蛍の数は多くはないですが見ている人も少ないので、落ち着いてホタルを楽しむことができます。

その年によりますが、明月院と書かれた石碑の近くはホタルがいる可能性が高いです。

昼間は紫陽花を楽しんで、近くで食事をして、夜はホタル鑑賞というのもステキなデートコースになりそうです。

ひとみ編集長電車で気軽に行ける穴場スポット住所鎌倉市山ノ内189アクセスJR北鎌倉駅から徒歩10分

住宅街にある小川は、蛍の穴場スポット

鎌倉の川では、至るところで蛍が目撃されています。

  • 二階堂川
  • 逆川(さかさがわ)大町付近
  • 小袋谷川(こぶくろやがわ)
  • 扇川、「巽神社」の右横の小さな川
  • 二又川
  • 砂押川の上流の今泉付近
  • 明月川の上流
  • 極楽寺

ただ住宅地にあるので、正確な場所は人が多く訪れると住民の方に迷惑がかかってしまうので公開できません。

地域の人に聞いたり、お散歩途中に見れたらラッキー!静かに楽しんでください。

あとは夜は入れませんが、建長寺の回春院や明月院の本堂後庭園などもいるという噂があります。

神奈川県には、蛍が見れるスポットが沢山ある

石川丸山谷戸(藤沢市)、金目親水公園(平塚市)、市沢・仏向の谷戸(横浜市保土ヶ谷)、瀬上沢ホタル生息地(横浜市栄区)、長井海の手公園・ソレイユの丘(横須賀市)、二宮せせらぎ公園(二宮町)、万葉公園内花木園(湯河原町)、中金井ほたるの里(厚木市)、松葉沢ホタル生息地(愛川町)、道保川公園(相模原市)

などなど。鎌倉だけでなく、神奈川県には沢山ほたるが見れるスポットがあります。

鶴岡八幡宮の「蛍放生祭」は必見!

鶴岡八幡宮で毎年6月初旬に行われるの蛍放生祭は、蛍の生育と放生を通じて豊かな四季と生命の尊さや神々に感謝する祭りです。

夕方から行われる神事では、境内で育った蛍が神前(舞殿)に供えら、巫女の舞が奉仕されとても幻想的です。その後、神職たちによって柳原神池に約千匹の蛍が放たれます。

催事中は池の中の遊歩道が開放され、間近で沢山のホタルを楽しむことができとても綺麗です。

2022年は6月11日に行われ、放流は一般公開されませんでしたが、沢山の人で賑わいました。

ひとみ編集長一度は見て欲しい、幻想的で美しい祭り

https://kamakura-life.net/hachimangu-4/

住所鎌倉市雪ノ下2-1-31電話0467-22-0315アクセスJR鎌倉駅東口から徒歩10分拝観料志納公式ホームページ

鎌倉のほたるの時期や見頃は?

ほたるの時期や見頃は、同じ鎌倉市内でも場所によって若干異なりますが、「あじさいが咲く頃から見え始めて、あじさいが見頃のピークの時期に、ほたるも見頃のピークになる」という噂も。

比較的数が見られるゲンジボタルは、だいたい6月上旬から中旬までが見頃。ヘイケボタルは広町緑地と鎌倉中央公園と見れる場所は少ないですが、6月中旬から7月中旬が見頃です。

ほたるがよく見れる時間は?

時間は19:30〜21:00。そしてほたるは雨が降る前後で、25度以上のジメッとした時が好き。この条件が揃うと、蛍の行動が活発になる可能性が高いです。ちなみにこの環境は、人が1番不快に思う気温と湿度だそうです。

ホタル鑑賞のマナーと準備

準備:虫除けをして、歩きやすい靴で訪れよう

ホタルが見れる場所は足場が悪いことが多いです。できればヒールは避けて歩きやすい靴で訪れましょう。蚊にさされるので、虫除けをしたり、長袖長ズボンがおすすめです。

①フラッシュは厳禁!懐中電灯やスマホで照らさない

ほたるは交尾する相手を求めて光っています。写真のフラッシュ撮影や、懐中電灯やスマホの光があると、ほたるは光るのをやめてしまったり、ホタル同士が出会えず繁殖出来なくなる可能性があります。人間の光でほたるの邪魔をしないようにしましょう。

②明るいうちから周りを確認する

鎌倉のほたるが見える場所は、夜管理人がいるようなスポットではありませんので迷うと大変です。土地勘がない場合は、早くから入って周りを把握しておくと安心です。

③横道に入らない

散策路の外にはほたるの住処があったり、足場の悪いところも多いので危険です。歩く時は足場の良い散策路を歩きましょう。

④ほたるは採らない、持ってこない

ほたるは捕まえても人の飼育では生きられません。そして他の場所のほたるは持ち込んでしまうと、違う遺伝子が混じってしまい生態系が崩れてしまうことも。これからもずっと見れるように「ほたるは採らない、持ってこない」で大切に守りましょう。

蛍は放流したり、人の手で守られている

鎌倉では昔は今より広範囲に沢山のホタルがいたそうですが、環境開発の影響で生息範囲が縮小してしまったそうです。

それに危機感を感じた地元のNPOの方々が、ほたるの幼虫の餌を放流したり、小川の清掃を行いホタルが成育できる環境を守っています。

ひとみ編集長ほたるは鎌倉の風物詩。しっかりルールを守って、元気に飛び回る蛍を毎年見れるようにしていきたいですね!

https://kamakura-life.net/ajisai/

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