フィリーズでコーチら2名がコロナ感染 週末の3試合が延期に

メジャーリーグ機構は日本時間7月31日、シチズンズバンク・パークで行われる予定だったブルージェイズ対フィリーズの3連戦(日本時間8月2~3日)を延期することを発表した。フィリーズはコーチ1名と本拠地のクラブハウス・スタッフ1名に新型コロナウイルスの陽性者が出たことを公表しており、それが影響した形となる。

メジャーリーグ機構は「最大限の注意として、週末に行われる予定だったブルージェイズ対フィリーズの3連戦を延期することが決定された」と述べ、試合の延期を発表。「メジャーリーグ機構は専門家や選手会と協力し、フィリーズのプレー再開に向けて動いていく。必要に応じて今後のスケジュールについて発表する」と今後の方針を明らかにした。

開幕カードで対戦したマーリンズのチーム内で新型コロナウイルスの感染が拡大し、ヤンキース4連戦の延期を余儀なくされたフィリーズ。今のところ、選手のなかから陽性者は確認されていないものの、コーチら2名の感染によりブルージェイズ3連戦の延期も決定し、丸1週間にわたり試合ができないことになってしまった。

一方、ブルージェイズも再三のスケジュール変更を強いられている。本拠地ロジャース・センターでの公式戦開催が許可されず、すったもんだの末に今年の本拠地はバッファローのサーレン・フィールドに決定。球場の改築が必要なため、敵地で「ホーム開幕戦」を行うことになり、さらにフィリーズ3連戦は初日の試合を2日目に延期してダブルヘッダーで行う予定となっていた。

チャーリー・モントーヨ監督はフィリーズ3連戦の延期が決定する前、ナショナルズ4連戦の終了後にフィラデルフィアへ移動する予定であることを明らかにしていたが、それを取りやめてワシントンにとどまる見込みとなっている。ブルージェイズはワシントン滞在中にナショナルズ・パークでトレーニングができるよう、ナショナルズに球場の使用許可を求めるようだ。

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