「緊急対策基金」に寄付6500万円 横須賀市新型コロナ

横須賀市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、横須賀市が設置した「緊急対策基金」に、29日時点で6500万円を超える寄付金が集まっている。新型コロナに関連する経済支援などに幅広く役立てるといい、市財務課は「想定していたよりも多く寄付いただき、ありがたい」と感謝している。

 基金は財政調整基金から20億円を充てて5月1日に設置。寄付も同時に受け付けを始め、総額6548万8900円が集まった。内訳は企業・団体が74件で計5100万9400円。寄付金の最高額は1千万円で、2団体あったという。個人は171件で計1447万9500円だった。5、6月の寄付金はいずれも2千万円超、7月も1千万円を超えた。

 基金は新型コロナ対策で取り崩しが続き、残高は4億円。市は6月の補正予算で基金への積み立てとして5千万円を計上した。市財務課は「新型コロナの問題を身近に感じ、市の訴えかけに賛同してくれる方が多かったのではないか」としている。寄付金は現在も受け付けている。

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