エンゼルス・トラウトが産休リスト入り チーム離脱へ

エンゼルスは日本時間7月31日、マイク・トラウト外野手を産休リストに登録し、代わりにカイル・ケラー投手をメジャーへ昇格させた。トラウトは妻のジェシカが第1子の出産を控えている。

トラウトは第1子の誕生が控えているため、新型コロナウイルスの感染が拡大するなかでプレーすることについて、シーズン開幕前から不安を口にしていた。しかし、トラウトは夏季キャンプで適切な感染予防対策が行われていることなどを理由に2020年シーズンの出場を決断。開幕からの6試合で打率.292、1本塁打、4打点、OPS.816をマークしている。

トラウトの第1子の出産予定日は現地時間8月3日(日本時間8月4日)。夫婦間ではすでに第1子の名前を決めているが、トラウトは家族も含め、誰にもその名前を明らかにしていないという。開幕戦の前日には「子供に会うのが待ち切れないよ」と話すなど、第1子の誕生を誰よりも楽しみにしている。また、「ジェシカは本当に強くて勇敢だ。出産する女性の大変さは想像できないよ」と妻へのリスペクトも口にしていた。

トラウトはチームを離脱しているあいだ、1日おきに新型コロナウイルスの検査を受ける。検査で陰性が続いている限り、トラウトは隔離期間を設けることなくチームに復帰することができる。産休リストからの復帰後は父親となったトラウトのこれまで以上にパワフルなプレーが見られるかもしれない。

なお、エンゼルスは日本時間7月31日のマリナーズ戦で、トラウトの定位置である「2番・センター」にブライアン・グッドウィン外野手を起用している。

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