BSテレ東で「緊急追悼企画 ありがとう!弘田三枝子さん」を放送

BSテレ東では、7月21日に急逝された、昭和のポップス界を代表する歌手・弘田三枝子さんの追悼番組を、8月7日(金)夜9時から放送することを決定した。番組では「夏祭りにっぽんの歌」「日本歌手協会歌謡祭」などの番組に出演された弘田三枝子さんの歌唱映像のほか、秘蔵映像や写真などでも足跡を振り返る。視聴者とともに、弘田三枝子さんの偉業を偲ぶ。

【弘田三枝子さん】

1947年2月5日生まれ。愛称MICO。

1961年「子供ぢゃないの」でレコードデビュー。

当時14才で、ポップスクィーンの地位を確立した。

1962年、「ヴァケーション」が大ヒットを記録し、紅白歌合戦に初出場。敗戦後の日本で、アメリカンポップスの全盛期を支えた数少ない実力派歌手。アメリカンポップスでのヒットは数十曲にのぼる。

1965年7月、日本人歌手(アジアの歌手)として初めて、アメリカの「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」に出演。ビリー・テイラー、トニー・スコットという一流演奏家をバックに歌声を披露。

1968年、自身初のR&Bのライブをアメリカ土産としてサンケイホールにて開き、ライブアルバムを制作。

1969年、「人形の家」で第11回日本レコード大賞の歌唱賞を受賞。

1970 年、ダイエット本の先駆けとなる「ミコのカロリーBOOK」を出版し、150万部を超える大ベストセラーになる。

紅白歌合戦には、合計 8 回出場。 映画も 6 作品に出演した。歌唱力に感動したエラ・フィッツジェラルドに「私の養女にしたい」と言われたというエピソードは有名。日本歌謡界の女王、美空ひばりからは自身が作詞した「夢みる乙女」をプレゼントされレコード発売している。また直木賞作家、高橋克彦氏や桑田佳祐氏らは弘田の大ファンを自称しており、桑田氏は1983年に発売されたサザンオールスターズのアルバム『綺麗』に、弘田をテーマにした「MICO」という作品を収録している。それに対し、弘田は自ら作詞作曲し、同年「オー! ケイスケ」をもじった「O-KAY」をリリースした。ほかにも大瀧詠一、山下達郎、竹内まりや、スピッツの草野正宗らミュージシャンからもリスペクトされ、1999年にはピチカート・ファイヴ小西康陽プロデュースによる弘田のアルバム『TOKYO 27:00』(TRIAD/COLUMBIA)を発売。

<宮川幸二 プロデューサー コメント>

コロナ禍でお別れの会を行うのがなかなか厳しい状況の中、この番組を通して皆様と一緒に弘田三枝子さんをお見送りしたいと思います。

【番組名】 緊急追悼企画 ありがとう!弘田三枝子さん

【放送日時】 2020 年 8 月 7 日(金)21:00~21:54

【放送局】 BSテレ東(BS⑦ch)/BSテレ東4K(4K⑦ch)

【内容】

ポップスクィーンの MICO ちゃん、昭和のポップス界をいつもリードしてきた歌姫、弘田三枝子さんが帰らぬ人となりました。在りし日のVTRで、その遺徳を偲んでまいります。進行役は合田道人。

【紹介楽曲】(予定)

「人形の家」 「夢みるシャンソン人形」 「子供ぢゃないの」 「ヴァケーション」 「すてきな 16 才」 「渚のうわさ」 「砂に消えた涙」 「スターダスト」 「ひいふうみいよう」 「レオのうた(ジャングル大帝)」 「世界の国からこんにちは」 「私が死んだら」

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