アイカ工業、1Qは純利益が4割強の減少

アイカ工業(愛知県名古屋市)は7月31日、2021年3月期第1四半期の決算を発表した。売上高が前年同期比14.2%減の373億6400万円、営業利益が42.5%減の25億3400万円、経常利益が34.4%減の30億2300万円、四半期純利益が45.9%減の15億400万円だった。

化成品セグメントでは接着剤系商品の国内販売が低迷。機能材事業では自動車用コンパウンド、紙・粘着剤・繊維用途のアクリルコンパウンドや化粧品用の有機微粒子も振るわなかった。売上高は17.4%減の206億9300万円、営業利益は30.3%減の12億9300万円。

建装建材セグメントではメラミン不燃化粧板や人工大理石カウンターなどが工事減少などで前年を下回り、売上高が9.9%減の166億7000万円、営業利益は41.1%減の19億1300万円だった。

通期業績予想は売上高が前期比8.9%減の1745億円、営業利益が30.5%減の145億円、経常利益が31.1%減の147億円、当期純利益は29.3%減の90億円の見通しとした。

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