ついに念願叶ってジンギスカンの名店中の名店「ひつじや」にやってきた。
多くの著名人が絶賛していて、全国探してもこれほど美味しいジンギスカンは滅多にないと云われる。
詳細
店名:ひつじや
ジャンル:ジンギスカン
TEL:0237-57-2862
予約:完全予約制
営業時間:[月・水~金]11:30~14:30、17:00~21:00
[土・日・祝]11:30~14:00、17:00~21:00
定休日:火曜日
駐車場:あり
予算:いろいろ
アクセス:袖崎駅から車で約10分
所在地:山形県村山市富並4220-15
主なメニュー
ひつじやスペシャルジンギスカン 2,750円(1人)
ひつじやジンギスカンコース 3,750円(1人)
ひつじや羊のフルコース 8,750円(2人~12人)
ひつじやの羊のメルゲーツソーセージ(3本) 1,300円
手づくりチーズケーキ 400円
羊カレーランチ 1,800円
ジンギスカンランチセット 3,000円
ほか
お通し
写真右は自家製燻製いぶりがっこ、その名も「くみっこ」。燻製乾燥させて作られた大根の漬物だった。大人の味。
ひつじやスペシャルジンギスカン
見た感じいくつかの部位があるようだけど、ほとんどの人は見た目ではよくわからないはず。中には貴重な部位になることもあるらしい。
食べると臭みがなく、肉厚にカットされていながら軟らかい。
今まで食べてきたジンギスカンは何だったんだろう、というほど全く違っていた。
絶品!
りんごベースの付けダレも絶品!
そりゃ、冷凍のまま配膳される肉とは訳が違う。
これは衝撃的だった......
羊のメルゲーツソーセージ
ただただ絶品...
サイドメニューが本格的すぎる...
手づくりチーズケーキ
スイーツまで手を抜かない...
ジンギスカンの食べ方
今までいかに適当に食べていたかを知ることになった。
まず、脂を敷き、野菜を乗せ、その上に肉を置いて蒸し焼きに近い状態にする。
色が変わったら返して、少し赤みが残っていても問題ないのでレアで食べるのが美味しい。
これは恐らく、ひつじや流かと思う。
自家飼育100%
レストランに隣接するように広い敷地で羊が飼われていて、その羊を店主自ら屠畜した後、1週間ほど寝かせる。
その後1頭の羊を1週間かけて全て使い切るため、日によって提供される肉の部位が違うのだとか。調理のため骨まで全部使用するらしい。
あるジンギスカンのお店では焼肉店のように特定の部位だけ注文できるが、そのような注文形式にしないのは理由があったのだ。
ラムorマトン
ざっくりいうと生後12か月未満がラムで、それを超えるとマトンとされる。
ラムは臭みが少なく、クセがなくて軟らかい。
マトンは羊特有の臭いやクセがあり、硬くなってくる。そのためタレに漬け込んでおいたり、スパイスを利用したり、味付きで提供されるケースが多くなる。
それらのほとんどはオーストラリアやニュージーランド、あるいはフランスからの輸入品となっているので、国内流通の1%に相当する国産は貴重なのである。
ひつじやではなんと、マトンが提供される。それなのにクセがなくて軟らかいのは、とても新鮮な例外的存在なのだ。
羊の種類
羊は3000種以上あるので、とても把握できない。
以下、この限りではないけどざっくり。
羊毛種
衣類などに利用される羊毛種は多い。
メリノ、ダウン、チェビオット、ラスターなど。
スーパーに並んでいるラムはメリノが多いので、この限りではない。
羊皮種
ロマノフなど。
その名の通りロシア原産で、主に子羊の皮が利用される。
毛肉兼用種
イル・ド・フランス、モンタデール、ロムニー、コリデールなど。
日本で飼われているほとんどはコリデールで、重宝されている。食べると他種よりジューシーな味がする。
肉用種
サウスダウン、モンタデール、サフォークなど。
肉用種なのでとても美味しいとされ、ひつじやで提供されるのはサフォーク種になる。サフォークは北海道などでも生産されているが、ほぼ高級レストランでしか使用されない。
サフォーク?
名称はイングランドの地名から付けられた。大型の肉用種で、100~135㎏ほどに成長する。顔と足だけが黒く、顔には毛が生えない。実はとても筋肉質。
ひつじやでは2~3歳まで飼育する。肥料にはかなり気を遣っているそうだ。
この写真はイメージです↑
アクセス
村山市といっても広いので、富並というとわかる人はわかる。
森林を抜けた先に田園地帯があり、その先にある小高い丘の上に草原のような牧場があった。
のどかで、とても静かなところの中央にログハウスのような建物があり、そこがレストランだった。
おわりに
皆さん、覚悟して行きましょう。間違いなくジンギスカンの概念が変わります。
これがホンモノなのか、と...