2020ウェブ総文開幕 8部門に県勢作品

ウェブ総文の公式サイトを確認する田崎さん(左)と山佐さん=長崎市竹の久保町、県立長崎西高

 高校生の文化の祭典、第44回全国高校総合文化祭「WEB SOUBUN」(ウェブ総文)が31日、インターネット上で開幕した。本県から全23部門のうち15部門に、31校約320人が参加予定。このうち自然科学、合唱など8部門で、県勢の作品のネット公開が始まった。
 ウェブ総文は文化庁、全国高校文化連盟など主催。高知県で開く予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、初のネット開催となった。10月31日までの期間中、公式サイト(https://www.websoubun.com/)で、全国からの提出作品を紹介する。
 県勢の作品が公開された8部門の内訳は▽合唱(島原)▽美術・工芸(上五島など7校)▽書道(西海学園、長崎西)▽写真(佐世保北など3校)▽弁論(青雲、佐世保商業)▽新聞(長崎南、西陵)▽文芸(大村など4校)▽自然科学(宇久など4校)-。
 8部門の中で、初日に提出が間に合わなかった県内の学校もある。残る7部門(演劇、マーチングバンド・バトントワリング、日本音楽、郷土芸能、吹奏楽、吟詠剣詩舞、放送)を含めて今後順次、作品が公開されていく。
 初日に公開されたうち、県立長崎西高(長崎市)生物部3年の山佐啓斗さん(18)、田崎翔太さん(18)は、県立長崎北高(長崎市)と共同で自然科学部門(生物)に参加。31日は2人が長崎西高で、発表文書が公開された公式サイトのページをチェックした。
 田崎さんは「現地で直接発表できなかったのは残念だが、たくさんの人たちに見てもらえるチャンスがあると考えれば、うれしい」と話した。

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