【新型コロナ】県内で新たに58人の感染を確認 若年層以外への広がりも

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で1日、新たに6歳未満~80代の男女58人の感染が確認された。うち27人が感染経路不明という。20~30代は約5割で、若年層以外への広がりもみられた。

 横浜市では、市内企業の社員1人と関連会社の役員ら3人の陽性が明らかになった。同社に絡む感染者は7人となり、市はクラスター(感染者集団)と認定。ただ、「これ以上感染が広がる可能性は少ない」として社名は非公表とした。

 既に陽性が確認されていた40代女性の同居家族5人の感染も判明。市内病院の30代女性看護師も感染し、同病院の感染者は2人になった。「夜の街」関連も1人含まれていた。

 相模原市では、未就学の女児の感染が確認された。母親が東京都内で確認された感染者の濃厚接触者とされたが、検査では陰性だった。女児は幼稚園や保育園に通っていないという。また20代の男性会社員は、県内の職場の同僚複数人と17日に会食。ほかの参加者1人も陽性だった。

 横須賀市では、陸上自衛隊守山駐屯地(名古屋市)に所属する40代男性隊員の感染が判明。横須賀への出張勤務中に、自衛隊横須賀病院で陽性が確認された。

 一方、川崎市は建設緑政局と上下水道局の職員計2人の感染を発表した。いずれも市外在住で、少なくとも約1週間は市民と接触していないという。

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