『ウイズコロナ』安易に使うべきでない 志位氏

 日本共産党の志位和夫委員長は「政府が安易に『ウイズコロナ』の言葉は使うべきでない」と新型コロナウイルスと共生する姿勢でなく、断固としてコロナウイルスを封じ込める姿勢を政府に求めたツイッターを発信した。

 ウイズコロナはいわば「新型コロナウイルスとの共存、共生の価値観を示す」もの。志位委員長は「多様なウイルスの全体と人類との共生を論じることはできても、『共生』できないウイルスもある」と警告。

 そのうえで「誰が『ウィズエボラ』とか、『ウィズポリオ』とか、『ウィズ天然痘』というだろうか」と提起し「新型コロナウイルスは、封じ込めなければならないものです」と断じた。政府には、何としても封じ込めなければならないウイルスであり、共生できないウイルスであることを発信していく姿勢と取り組みを求めての書き込みと思われる。

 また「感染震源地を特定し、その地域に住み、働く人たち全員を対象に、集中検査で感染を抑え込む。緊急事態宣言をくりかえさず、医療崩壊をくいとめ、感染を抑えるにはPCR検査の抜本拡大しかない」とPCR等の検査の抜本拡大を訴えている。(編集担当:森高龍二)

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