ブリュワーズの右腕・ミラーが出場辞退 メジャー21人目

ブリュワーズは日本時間8月4日、メジャー通算38勝の実績を誇る右腕、シェルビー・ミラーが2020年シーズンの残り試合の出場を辞退したことを発表した。ミラーはアクティブ・ロースターには登録されておらず、その他のロースター外の選手たちとともに球団の施設でトレーニングを行っていた。ブリュワーズからの出場辞退者はロレンゾ・ケインに続いて2人目となる。

2012年にカージナルスでメジャーデビューしたミラーは、翌2013年に15勝9敗、防御率3.06の好成績をマークし、新人王投票で3位にランクイン。2014年は2年連続2ケタ勝利となる10勝を挙げ、ブレーブスへ移籍した2015年には、打線の援護に恵まれず6勝17敗に終わったものの、自己ベストの防御率3.02を記録した。

ところが、エンダー・インシアーテ、ダンズビー・スワンソンらとのトレードでダイヤモンドバックスに加入した2016年以降は故障の影響もあって成績が大幅に悪化し、ダイヤモンドバックスでプレーした3年間は29試合にしか登板できず、5勝18敗、防御率6.35。レンジャーズでプレーした昨年も19試合で1勝3敗、防御率8.59に終わった。

今年2月、ブリュワーズはミラーの復活にかけてマイナー契約を結び、今春のオープン戦では4試合に登板して防御率1.42と上々のパフォーマンスを披露。しかし、開幕ロースターに名を連ねることはできず、球界でも新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、出場辞退を決断した。

なお、これまでに2020年シーズンの出場辞退を表明している選手は以下の通り。ミラーが21人目となる。

オリオールズ
コール・スチュワート投手

レッドソックス
コリン・マクヒュー投手

ホワイトソックス
マイケル・コペック投手

ブレーブス
フェリックス・ヘルナンデス投手

マーリンズ
イサン・ディアス二塁手

メッツ
ヨエニス・セスペデス外野手

ナショナルズ
ジョー・ロス投手
ウェリントン・カスティーヨ捕手
ライアン・ジマーマン一塁手

カブス
マーク・ザグーニス外野手

ブリュワーズ
シェルビー・ミラー投手
ロレンゾ・ケイン外野手

パイレーツ
ヘクター・ノエシ投手

カージナルス
ジョーダン・ヒックス投手

ダイヤモンドバックス
マイク・リーク投手

ロッキーズ
ティム・コリンズ投手
イアン・デズモンド外野手

ドジャース
デービッド・プライス投手

ジャイアンツ
バスター・ポージー捕手

フリーエージェント
タイソン・ロス投手
フランシスコ・リリアーノ投手

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