ブレーブスの若手右腕・ソローカ アキレス腱断裂で今季絶望に

シーズン開幕前の準備期間が例年より短かったことが影響しているのか、メジャーリーグで故障者が続出している。マイク・ソローカ(ブレーブス)は日本時間8月4日のメッツ戦に先発したものの、3回表に一塁のベースカバーへ走ろうとした際に右足を負傷。ブレーブスは試合後、ソローカが右アキレス腱断裂により今季の残り試合を欠場することを発表した。

最初の2イニングを無失点に抑えたソローカは、3回表にメッツ打線に捕まり、マイケル・コンフォートとロビンソン・カノーのタイムリーで3失点。そして、無死1・2塁からJ・D・デービスが右方向へのゴロを放ち、ソローカは一塁のベースカバーへ走ろうとした際に右足を負傷してグラウンドに倒れ込んだ。

その後、立ち上がって自力で歩こうとしたソローカだが、再びグラウンドに倒れ込み、アシスタント・トレーナーのマイク・フロスタッドとブライアン・スニッカー監督の肩を借りて退場。検査の結果、右アキレス腱断裂が判明し、今季中の戦列復帰は絶望となった。

ソローカはメジャー2年目の昨年、29試合に先発して13勝4敗、防御率2.68の好成績をマークし、オールスター・ゲームに選出されたほか、新人王投票で2位、サイ・ヤング賞投票で6位にランクイン。今年は開幕投手に指名され、開幕からの2先発は0勝0敗ながら防御率1.59と好投していた。エースとしての地位を確立しつつあっただけに、今季3度目の先発登板での無念のアクシデントとなった。

ソローカの負傷降板後も失点を重ね、メッツに2対7で敗れたブレーブスだが、開幕11試合で7勝4敗と上々のスタートを切っている。しかし、マイク・フォルティネビッチがDFAとなってロースターから外れるなど、ソローカとマックス・フリード以外の先発投手が精彩を欠いている状態であり、地区3連覇や25年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すうえで、ソローカの離脱は大きな痛手となりそうだ。

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