【新型コロナ】横浜で過去最多の46人感染 職場の同僚、家族内感染も

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は4日、10~80代の男女46人の感染が新たに確認された、と発表した。1日当たりの感染確認者数としては、7月29日(41人)を抜いて過去最多。重症1人、中等症2人、残りは軽症、または無症状で、27人の感染経路が不明という。

 年代別では、20代が最多の17人。50代の9人、30代と60代の6人、40代の5人が続き、10.70.80代が1人ずつだった。

 市によると、市内の会社に勤務する60代男性が重症。7月25日に発症、市内の病院に入院している。中等症は30代と50代の男性会社員。50代は都内の職場の同僚が陽性だったという。

 経路が判明している19人のうち、市内の中学校に通う男子生徒を含む8人は家族内感染だった。

 市は「従来のような病院や夜の街でのクラスタ-(感染者集団)など、特定の属性以外での市中感染が広がっている」と危機感を示し、「手洗いやマスク着用、人混みを避けるなど感染予防対策を徹底してほしい」と呼び掛けている。

© 株式会社神奈川新聞社