カタールW杯だけで解体!「輸送コンテナスタジアム」が再び話題に

2022年にワールドカップの開催を控えているカタール。現在大会で使われるスタジアムの建設が進んでいる。

今回改めて話題になっているのは、グループステージの6試合とベスト16の1試合で使われるラス・アブ・アブド・スタジアム。

このスタジアムは2020年に完成し、なんとカタールW杯終了後に解体される。これまでの歴史上、1大会のみしか使われない会場は初めてとなる。

ただ、その工法は非常に特殊なもので、輸送用のコンテナをレゴブロックのように積み重ねるという意匠になっている。その建築の模様がこれだ。

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このシーサイドなロケーションにコンテナ…というのはデザインとしてもなかなか美しいぞ。

解体後にはスタジアムの部品を20~30の小さな会場を建築するために使用できるとのこと。

これをデザインしたのはイギリス人建築家のマーク・フェンウィック。中東地域で多くの仕事をしている人物で、ワールドカップ会場8つのうち3つを建設している。

エスパニョールのRCDEスタジアム、さらに建設中のバレンシア新スタジアムなども担当しており、サッカー界でもこのところ大きな存在感を見せてきた。

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2022年のワールドカップでは彼の会社によるデザインが多くの人々の目に留まり、さらなる注目を集めることになるだろう。

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