志尊淳“&スポーツ” ~スポーツで培われたのは「負けず嫌いな性格と礼儀」~

今回も「スポーツ」をテーマにお届けします! スポーツによって培われたものや、俳優として生かせていると感じたこと。実は苦手だという筋トレについてなど、さまざまなエピソードを語っていただきました。

これまで野球や剣道、総合格闘技など、さまざまなスポーツを経験してきたという志尊さん。スポーツを通して培われたのは「負けず嫌いな性格と礼儀」だと言います。スポーツという勝ち負けの世界で身体的にはもちろん、精神的にも鍛えられた部分は大きいとのこと。

以前は数字だけを見て勝ち負けを判断してしまう部分があったものの、年齢を重ねるうちに「勝ち負けだけではない」と考えられるようになったのだそう。俳優としての自分を評価してくださる方がたとえ少数派だったとしても、「数字だけでは勝ちは決まらないと思えるようになりました」と話してくれました。

俳優として、スポーツでの経験を生かせているなと思うのは、やはり体力的な部分。昨年出演したNODA・MAPの舞台「『Q』:A Night At The Kabuki」の稽古中に野田秀樹さんから、「運動神経がいいね」と言われたそう。志尊さんが演じたロミオは舞台に立っている間は動きっぱなしの役。確かに運動神経の良さが光っていました!

バスケットボールやバレエ、アクロバットにテニスなど、映画やドラマを通じて経験したスポーツも多かったという志尊さん。撮影後も続けている競技はないそうですが、どれもいい経験となり楽しかったとのこと。バスケットボールのようなチーム競技は、やれば楽しいとは思いつつも、人を集めないといけないのでなかなか実現しないようです。

自分のことを「やると決めたらやるタイプ」だと思っているという志尊さん。ステイホーム期間だったということもあり、今はこれまでで一番筋肉が落ちてしまっているそうですが、今後、「脱ぎますので鍛えてください」と言われるような役を演じることになった時には、実は苦手だという筋トレも「やりますよ!」と気合十分。「必要になった時には本気を出します」ということなので、いずれ鍛え上げられた美ボディーが見られる日を楽しみにしています!

撮影では、スポーツにちなんでシャドーボクシングの動きをリクエスト。こちらの急なお願いにもかかわらず、カメラの前でキレのいい動きを披露してくれました。連載初のモノクロ写真と合わせてお楽しみいただけますと幸いです。

☆撮影メーキング動画を公開中☆

取材・文/石本真樹 撮影/ティム・ギャロ
ヘア&メーク/花村枝美(MARVEE) スタイリング/手塚陽介

【プロフィール】

志尊淳(しそん じゅん)

1995年3月5日、東京生まれ。魚座。A型。8/21(金)公開の映画「2分の1の魔法」にて、主人公の日本語版声優を担当。9/19(土)放送開始のドラマ「天使にリクエストを~人生最後の願い~」(NHK総合ほか)に出演予定。10/30(金)公開の映画「さんかく窓の外側は夜」では主演を務める。

© 株式会社東京ニュース通信社