アセス拒否「大変残念」 国交相、協議継続の意向 新幹線長崎ルート

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 九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)について、佐賀県の反対で環境影響評価(アセスメント)の手続き入りができなかったことについて、赤羽一嘉国土交通相は4日の閣議後の会見で「提案の趣旨を理解いただけないことは大変残念だ」と述べた。その上で、今後も佐賀県と幅広く協議を重ねていく意向を示した。
 国交省は佐賀県に対し、フル規格やミニ新幹線、スーパー特急など五つの整備方式に対応できるアセスを提案。佐賀県はフル規格を狙ったアセスと警戒し拒否した。国交省が想定した2023年度着工は極めて困難になっており、フル規格で整備した場合は全面開業が35年度からずれ込む可能性が高まっている。
 赤羽国交相はアセスの提案について「佐賀県が求める腰を据えた協議が可能となる案。佐賀県にとってもメリットがあると考えていた」と話し、拒否されたことを残念がった。一方で「全国の新幹線ネットワークをしっかりつなぐことが地方創生、防災減災の観点から大変重要だ」とも述べ、引き続き協議を続ける考えを示した。