ロースター枠はポストシーズン終了まで28人を維持へ

今季のロースター枠は開幕時点の30人からスタートし、15日後に28人、29日後に26人となる予定だった。しかし、新型コロナウイルスや故障によって戦列を離れる選手が続出するなか、メジャーリーグ機構はこのプランを変更するようだ。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタールによると、ロースター枠は30人から28人に減ったあと、26人にはならず、ポストシーズン終了まで28人が維持される見込みだという。

ローゼンタールは日本時間8月5日、自身のTwitterで「メジャーリーグ選手会は選手たちに対し、今週木曜日(日本時間8月7日)にロースター枠が30人から28人に減ったあと、ポストシーズン終了まで28人のままとなることを通達しようとしている。タクシー・スクワッドは3人から5人に拡大される」と伝えた。ロースター枠の変更については、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールがローゼンタールよりも先に、その可能性について言及していた。

タクシー・スクワッドとは、各球団が遠征に帯同させることのできる選手枠のことを指し、コロナ感染者や故障者が発生した場合、タクシー・スクワッドとしてチームに帯同している選手がロースターに追加されることになる。現在は最大3人だが、これが5枠に拡大されるようだ。

2020年シーズンは各球団が最初の10試合前後を消化したところだが、新型コロナウイルスの影響によって多くの試合が延期となっているチームも存在する。ロースター枠やタクシー・スクワッドの拡大は、今後の過密日程のなかで選手たちの負担を軽減することが目的であると見られる。なお、この件に関してメジャーリーグ機構からの公式発表はまだ行われていない。

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