箱根火山考える講演会も 4日から震災対策技術展

 自然災害の被害を軽減する最新の技術や製品、研究成果をPRする震災対策技術展が2月4、5の両日、横浜・みなとみらい21(MM21)地区のパシフィコ横浜で開かれる。箱根山(箱根町)を含め全国的に火山活動が活発化した昨年の状況を踏まえ、噴火災害をテーマとしたセミナーや講演が多数企画されている。

 同展は1995年の阪神大震災の教訓を生かそうと神戸市で97年に初めて開催。その後、横浜に会場を移し、今年で20回を迎える。国や自治体、研究機関、企業などが出展し、耐震工法やシェルター、安否確認システム、非常食などの展示を予定している。

 セミナーや講演は2日間で約70テーマが企画されている。4日の20周年特別記念シンポジウムでは、地震学者らが「巨大災害への備え」をテーマに討論。5日には講演会「箱根火山を考える」(日本地震工学会主催、資料代千円)があり、県温泉地学研究所の研究員らが今回の活動を振り返りながら、火山との共生を探る。

 同展は登録制で、入場無料。問い合わせは、実行委員会事務局のエグジビションテクノロジーズ電話03(5775)2855。

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