「妖怪シェアハウス」スピンオフ配信! 背筋も凍る怪談を披露

クズ男にお金も仕事も家も奪われたどん底気弱女子・目黒澪(小芝風花)が、実はまだ現代に生きていた“伝説の妖怪”たちとのシェアハウス生活を通じて成長していく姿を描く、テレビ朝日系連続ドラマ「妖怪シェアハウス」(土曜午後11:15)から、動画プラットフォーム・TELASA(テラサ)のオリジナルスピンオフ「妖・怪談」が誕生。8月7日(午前11:00)から配信がスタートした。

スピンオフでは、お岩さん/四谷伊和(松本まりか)、酒呑童子/酒井涼(毎熊克哉)、座敷わらし/和良部詩子(池谷のぶえ)、ぬらりひょん/沼田飛世(大倉孝二)といった本編でおなじみの妖怪たちが、自ら怪談を披露するという史上初(!?)の試みを展開。「世にも奇妙な物語」シリーズ(フジテレビ系)や中田秀夫監督のホラー映画「事故物件 恐い間取り」(8月28日公開予定)などを手掛け、ドラマ本編も担当するブラジリィー・アン・山田氏や、綿種アヤ氏らの脚本をベースに、シチュエーションスリラー映画「シンデレラゲーム」の助監督を務めた井木義和氏がメガホンをとり、巧みな演出で夏の肝試し気分をさらに倍増。実力派妖怪陣と共に臨場感抜群の怪談で視聴者を圧倒する。

舞台となるのは、澪と妖怪たちが暮らすシェアハウスにある“くつろぎの間”。クーラーの調子もなんだか悪く、暑苦しい夏の夜、澪に向けて自らの体験を基にした恐怖の怪談を語り始める妖怪たち…。その怪談たるや、ストーカーにおびえる若手女優を襲った震撼(しんかん)の物語(「お岩編」)に始まり、人気カレー店の調味料に隠された驚がくの秘密(「ぬらりひょん編」)、“呪いの湯呑み”にまつわる恐ろしい逸話(「酒呑童子編」)、新居に引っ越してきた家族を襲った恐怖体験(「座敷わらし編」)と、鳥肌ものの物語ばかり。しかも、妖怪たちは巧妙な語り口で物語に引き込み、身の毛もよだつ怪談で見る者を震え上がらせる。

聞き手となった小芝は「『妖怪』が『怪談』をするという奇想天外な設定にビックリしました! ですが、『妖怪シェアハウス』のドラマの中の、ある晩の出来事となっているので、違和感なくお楽しみいただけると思います。怪談部分の撮影も見させていただきましたが、妖怪さんたちの語り口に、ぐいぐい引き込まれてしまい、『楽しみ! 早く見たい!』と叫んでしまったほどです。私も“怖い話”は大好きなので、暑ーい夜に、家族とキャーキャー言いながら見たいと思います」と怖がりながらも大いに楽しんだ様子。

長い一人語りが続く撮影を終えた妖怪陣も、それぞれ充実感をにじませた。松本は「今回はお岩のセリフとナレーション、怪談の登場人物のセリフ、さらには擬音も全部1人でやらなければいけなかったんですけど、それも含めて楽しかったです。話せば話すほど夢中になり、表現も全体的にどんどん過剰になっていって(笑)、声がかれるまでやりきることができました。今年の夏は暑いなぁと思っている方、刺激が欲しいなぁと思っている方には、ぜひスピンオフを見ていただき、ヒンヤリしてもらいたいです。TELASAで配信している私の出演作『ホリデイラブ』『ホリデイラブ番外編』(2018年)もまた違った意味で怖いので(笑)、こちらも併せてお楽しみいただければと思います」とアピール。

毎熊も「映像作品でこんなに長い一人語りをするのも初めての経験ですし、『語り手である自分がイメージをしっかり持っておかないと、なかなか魅せられないんだろうな』と思って、楽しくしゃべれるように練習して臨みました。淡々とならないよう、言葉を立たせるために、音を重視することを一番に考えて頑張りました。7ページにもわたる一人語りだったので、体力を使い果たしました! TELASAでは、僕が17年に出演した『ヘヤチョウ』も見られます。今でも印象に残っているのは、主演・内野聖陽さんとの取り調べのシーン。緊張感もありましたし、内野さんが『思いっきりやっていいぞ』と言ってくださったので、集中して挑めたことを鮮明に覚えています。僕自身、その先の仕事にもつながった思い出深い作品ですので、ぜひ皆さんにも見ていただきたいです」と振り返り、TELASAでの出演作を紹介。

池谷は「怪談を自ら語るのは初めてです。人をドキドキさせるためには語り口に緩急をつけることが大切ですし、なかなか難しいものなんだなと感じました。ただ、なにせ初めてだったので、難しさも含めて楽しかったですね。渾身(こんしん)のシーンは、登場人物が豹変するシーンです。ご家族で部屋を真っ暗にして見ていただきたいなと思います。ちなみに、私が披露するのは引っ越した家族にまつわる怪談なのですが、私が以前引っ越した家は戸袋を開けたら昆布があって、それだけでも怖かったんですよ(笑)。皆さんも引っ越した際には、どうぞお気を付けください!」と見どころを明かした。

大倉は「僕だけじゃないと思うんですけど…こんなにシッカリ撮るとは思っていなかったので、撮影は思っていた以上に大変でした(笑)。一番大変だったのは、集中力を維持すること! スタッフの皆さんにはご迷惑をおかけしてしまいました。そんな僕が劇中で披露する怪談は、純粋な怪談というよりは、ちょっと不思議な話。ぜひお楽しみいただければと思います。TELASAでは、僕が15年のドラマスペシャル以降、レギュラー出演している『緊急取調室』もご覧いただけます。僕自身は過去の出演作を見ると反省点ばかりが目について、つらいんですけど(笑)、見逃した…という視聴者の方にはぜひ見ていただきたい作品です」と、いずれも反省の思いを込めつつメッセージを寄せた。

なお、8月7日午前11:00からは「お岩編」&「ぬらりひょん編」、8月14日午前11:00からは「酒吞童子編」&「座敷わらし編」が順次配信される(https://navi.telasa.jp/youkai/)。

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