疫病退散、夏病み封じ願い 古熊神社で七夕まつり 8月10日まで

▲色とりどりの短冊が風に揺れる

 古熊神社(山口市古熊1、TEL083-922-0881)で約75年ぶりに「七夕まつり」が復活。境内に設置された8本の竹に、緑・赤・黄・白・紫の“五色の短冊”80枚と願い事の書かれた色とりどりの短冊が飾られている。8月10日(月・祝)まで。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため露店などはないが、誰でも短冊に願い事を書いて飾ることができる。まつり終了後、七夕飾りはお焚き上げされる。

 同神社では、かつて旧暦に合わせ8月7日に七夕まつりを実施していたが、戦後の混乱により中断。今年の「山口七夕ちょうちんまつり」の中止などを受け、疫病退散と夏病み封じの意味も込めて真庭孝雄禰宜が復活を発案した。

 「氏子崇敬の方々の生業の道が栄えることを願い、祭りを執り行う。七夕飾りや笹の葉の揺れる音色に心和んでもらえれば」と真庭宗雄宮司。

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