【新型コロナ】川崎で新たに22人感染 研修医が勤務中に発熱 患者との接触なし

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は8日、10~60代の男女22人の感染が新たに確認されたと発表した。軽症16人、中等症3人、無症状3人。うち14人の感染経路が不明という。市発表の感染者数は累計730人となった。

 市によると、中原区の20代男性は市立井田病院(同区)に勤務する研修医。7日の勤務中に発熱し、院内のPCR検査で陽性と判明した。指導医の診察を見ていたため、患者との接触はないという。同院は7日に院内消毒を実施し、患者の診療は継続するという。

 年代別では20代が最多の10人。40代は4人で、60代が3人、10代と50代がそれぞれ2人で、30代は1人だった。居住地別では川崎区が8人、中原区が5人、幸区が3人、高津区と宮前区が各2人、多摩区と東京都内が各1人だった。

 経路が確認されている8人は、いずれも感染した家族や友人の濃厚接触者だった。経路不明の14人は会社員や高校生、大学生など。

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