ヤンキース・スタントンが途中交代 故障者リスト入りへ

ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)は日本時間8月9日、レイズとのダブルヘッダー第2試合に「4番・指名打者」で先発出場したものの、左ハムストリングの張りを訴えて途中交代。アーロン・ブーン監督によると、スタントンは4回表に暴投で二塁へ進んだ際に左ハムストリングの張りを感じたという。ブーンは、スタントンがMRI検査を受けたあと、故障者リストに登録される見込みであることを明らかにした。

ブーンは「彼を失うのは痛いよ。彼の実力はよく知っているからね。彼を長期間失うようなことにならないといいんだけど」とコメント。「彼は二塁へ進んだときに(張りを)感じたんだと思う。ベンチに戻ってきたときに『誰かを準備させてほしい』と言ってきたんだ」とスタントンがルーク・ボイトのタイムリーで生還したあとのベンチでの様子について語った。

スタントンは今季ここまで14試合に出場して打率.293、3本塁打、7打点、OPS1.038をマーク。この日のダブルヘッダー第1試合では今季3本目の本塁打を放ち、チームの勝利に貢献していた。昨季は故障の影響により18試合にしか出場できなかったが、今季はすでに昨季の本塁打数に並んでいる。

同僚のアーロン・ジャッジは「彼はMVPを狙えるようなスタートを切っていた。離脱の期間にかかわらず、彼の離脱は痛いよ」と語った。その一方で「故障者が出るのは去年と同じさ。『代役が現れる』というのが僕たちのモットーだよ」とチーム一丸となってスタントンの穴を埋めていくことへの意欲を示した。

「僕たちのチームは選手層が厚いから、多くの選手が出場機会を待っている。スタントンは戦列を離れることになると思うけど、そのチャンスを生かそうとしている選手がたくさんいるんだよ」とジャッジ。現在、チームには「タクシー・スクワッド」の一員としてミゲル・アンドゥハーが帯同しており、スタントンの離脱に伴ってアンドゥハーが昇格することが有力視されている。

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