鎌倉 長谷寺の四萬六阡日(しまんろくせんにち)レポート!一生分のご利益、頂きました。

毎年8月10日長谷寺では、四萬六阡日 (しまんろくせんにち)が行われています。ここではその様子を紹介していきます。

四萬六阡日(しまんろくせんにち)とは?

四萬六阡日 (しまんろくせんにち)は、8月10日にお参りをすると、元禄時代の頃から「功徳日」とされているため「46000日分の参拝したのと同じご利益がある」と言われています。

ちなみに「四万六千」とは、白米一升分のお米の数で「一生(一升)食いはぐれることなく、息災に過ごせる」ことに由来しているそうです。

46000日÷365日=約126年。
ということは四萬六阡日に1回お参りすれば、一生分のご利益が頂けるようです。

長谷寺の四萬六阡日に行ってきました!

長谷寺の四萬六阡日で行われること

長谷寺の四萬六阡日 (しまんろくせんにち)では、

① 朝4:00開門、8:00まで無料拝観
② 普段は入れない山門から入れる
③ 内陣(観音様の間近)に入れる
③ 当日限定の観音様の御授札が頂ける

朝7時、長谷寺に到着

私が長谷寺に着いたのは朝7時。朝4時から行こうかなと思いつつ、起きれる気がしなかったので大人しく諦めました。

ネットの情報では、朝4時の開門を待って参拝している人も沢山いたそうです。長谷寺からはご来光が見れるそうなので、今日もきっと綺麗だったでしょうね。ちなみに朝4時の開門の様子。

7時に着くと人が沢山いて、なかなかの混雑っぷり。チケット売り場はクローズしていて、普段開いていない山門から入りれます。無料がまた嬉しい。

内陣でお参りするなら、7時前には到着しよう

普段はないこの五色の幕は、「五正色幕(ごせいじきまく)」といい、特別な行事や祭りの時に本殿の正面に取り付けられるそうです。

入り口では、当日限定の観音様の御授札を無料配布していました。それを受け取り、中に入ると内陣(観音様の間近)でお参りするための列ができていました。内陣とは観音様の近くの席のこと。普段は手すりがあり入れません。

7時15分くらいに本堂に到着し、急いで並びました。私までで受付は締め切りになってしまい、それ以降の人達は内陣での参拝はできないとのことでした。

内陣でなくてもお経を聞きお参りもできるのですが、内陣でお参りしたい場合は7時前には本堂に到着して並んでおいた方が良さそうです。

7時半くらいから10分程度、お経を聞きながらお参りしました。境内は撮影禁止なので写真が撮れなくて残念でしたが、いつもより近くで見る観音様はより迫力満点。

例年は観音様と五色のお手綱でご縁を結ぶ事ができるそうですが、今年はコロナ感染防止の為行われませんでした。

祈願散華

散華に願い事を書いて納める「祈願散華」(1枚200円)。

祈りの和音「かんのんね」

風が吹くと祈りの和音「かんのんね」が、とっても素敵な音色を奏でていました。「天から差しこむ光」を表現する雅楽の楽器・笙(しょう)の音からインスピレーションを得たものだそうです。

和み地蔵もコロナ対策ばっちり。このマスクができるまでなかなかサイズが合わず、試行錯誤したそうです。普段マスク姿の和み地蔵は見れないので、ある意味ラッキーでした。

まとめ

今年の四萬六阡日(しまんろくせんにち)は、コロナ対策で経蔵を回すことや、観音様と五色のお手綱で繋がることはできませんでしたが、朝からお参りできてとてもいい一日になりました。

お盆は祖霊を祀るための伝統行事です。長谷寺で家族など大切な人の健康を願ったり、故人や祖先を思ってみてはいかがでしょうか?

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