病向き合う思い会報に パーキンソン病友の会県支部

「病気や患者の思いを知ってほしい」と語る甲斐敦史支部長=宮崎市

 難病・パーキンソン病の患者らでつくる全国パーキンソン病友の会県支部(甲斐敦史支部長、62人)は、会員の体験談や病に向き合う思いをまとめた会報を、県内外の図書館に送る活動を続けている。「当事者の姿を広く伝え、完治療法開発を後押しする社会の機運を高めたい」―。手の震えや腕の硬直にあらがいながらつづられた手記には、会員のそんな願いが込められている。

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