フレイル予防の啓発冊子 伊勢原市が高齢者向け、職員有志考案のクロスワードも

リーフレットを手にする市職員=伊勢原市役所

 自宅で過ごす高齢者の健康維持に役立ててもらおうと、神奈川県伊勢原市は啓発リーフレットを作成した。筋力などの虚弱化(フレイル)予防に関する情報などを掲載。後期高齢者医療保険料の通知書に同封する形で、75歳以上の市民約1万3千人へ郵送した。

 市は本年度から、介護予防の取り組みを強化するため、フレイル予防の体操教室や講義などを計画。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で開催が難しくなり、国の補助金を活用してリーフレットを作成することにした。

 A3判の両面カラーで、デザインや編集は市職員が担当。熱中症の予防策やフレイル予防に向けた健康チェック表、自宅でも可能な体操などをまとめた。「脳トレ」として、市職員有志のゲーム制作チーム「Trenia(トレニア)」が考えたクロスワードも載せた。

 市の担当者は「人生100年時代に、自宅でできる健康づくりに役立ててほしい」と話している。75歳未満の希望者にも配布する。

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