40年以上の歴史を誇る鈴鹿8耐は「世界中のトップライダーなしには開催できない」とEWCプロモーター

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 8月12日、日本への入国が禁止されていることから、海外のチームやライダー陣は現状、鈴鹿に向けて渡航することができないため『2019-2020 FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』の中止が発表された。

 7月16~19日に三重県・鈴鹿サーキットで開催予定だったが、一度は10月30日~11月1日に延期された2020年の鈴鹿8耐。開催中止に至った経緯やファンに向けてのコメントをFIM会長ホルヘ・ビエガス氏、ユーロスポーツ・イベンツ代表フランソワ・リベイロ氏、株式会社モビリティランド代表取締役社長田中薫氏が語った。

■国際モーターサイクリズム連盟(FIM)会長 ホルヘ・ビエガス氏
「日本で最も象徴的なレースであり、世界で最も重要なレースのひとつに数えられる鈴鹿8耐の中止を発表することは、私にとっても、全てのモーターサイクルファンにとっても、とても悲しいことだ。今年は鈴鹿8耐が世界耐久選手権に加わって40周年を迎える記念すべき年であり、今、私がただひとつ申し上げることができるのは、来年はこれまで以上に素晴らしいものとして開催されるだろうということだ」

「日本の政策を理解するとともに、これまで鈴鹿8耐を開催すべく、ご尽力いただいたモビリティランド、ユーロスポーツ・イベンツ、MFJに深く感謝している。2021年にお会いしましょう!」

■ユーロスポーツ・イベンツ代表 フランソワ・リベイロ氏
「私たちはモビリティランドと連携して、1978年の初開催以来初となる、7月から11月への開催スケジュール変更を行い、国際チームとライダーが日本へ入国できるよう、あらゆる努力を続けてきた」

「しかしながら、入国規制を前に、私たちの努力が実を結ぶことはなかった。”コカ・コーラ”鈴鹿8耐は、単に国内イベントとして開催されるものではなく、観客のアクセスの問題が中止の理由ではない。40年以上の歴史を誇り、世界で最も権威のある耐久レースである鈴鹿8耐は、世界中のトップライダーなしには開催できない」

■株式会社モビリティランド代表取締役社長 田中薫氏
「”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースについて、11月1日に皆様と一緒に笑顔でスタートの瞬間を迎えられることを目指して準備を進めておりましたが、国内外における新型コロナウイルスの拡大状況と渡航規制の解除が見通せないことから、誠に残念ながら中止という苦渋の判断をいたしました」

「当初予定されていた7月からの延期を受け、11月の開催を楽しみにされていたファンの皆様、関係者の皆様におかれましては、ご理解くださいますようお願いいたします。2021年の鈴鹿8耐が、より一層お楽しみいただけるものとなるよう準備を進めてまいります」

2019年鈴鹿8耐第43回大会のスタートシーン
優勝記者会見後に行われたKawasaki Racing Team Suzuka 8Hのみの表彰式
EWCチャンピオン会見に登場したのジェレミー・ガルノニ、エルワン・ニゴン、デビッド・チェカとジル・スタフレア監督(TEAM SRC KAWASAKI France)