「レジットデザイン」がアジングゲームに殴り込み!? 『スクアド(SKUAD)』でギガアジを釣るためのタックル&リグ設定!

「ボートアジング」モデルの他にも「タチウオ」「ひとつテンヤマダイ」をラインナップ。詳細は別の記事で!

人気バスロッドメーカー「レジットデザイン」が2020年、満を持して海へと進出! 東京湾におけるボートアジングが盛り上がりを見せる中、「レジットデザイン」の新規ブランド『スクアド(SKUAD)』も専用タックル3本をラインナップ。ジグ単、キャロライナリグ、ベイトタックルでのバチコンなど、ボートアジングにおけるあらゆる状況に対応可能だ。

【Profile】
澤村智之(さわむら・ともゆき)
レジットデザインを始め、フィッシュアローやラッキークラフトのプロスタッフを務める。バスに始まり、シーバス、アジングとボートフィッシングを中心に様々な釣りを経験してきた。ここ数年はとくにデイアジングのあらゆる可能性を探りながら、時間のある限り出船している。

レジットデザインの新たな挑戦『SKUAD(スクアド)』

「レジットデザイン」がロッドメーカーとして産声を上げてから5年が経過。同社の高品質なバスロッドが備える高いポテンシャルとコストパフォーマンスは幅広い層のアングラーの支持を受けてきた。

そして2020年、そのノウハウを余すことなく注入したソルトウォーターブランドが、今回のボートアジングモデルを皮切りにリリースされたのである。

開発には4年。プロスタッフである澤村智之さんのスタイルを色濃く反映したモデルとなっている。

「ボートアジング」モデルの他にも「タチウオ」「ひとつテンヤマダイ」をラインナップ。詳細は別の記事で!

スクアドの「ボートアジング」モデルに共通するのは、ブランクに適度に曲がるテーパーを採用しているところだ。近年のアジングロッドはシャープでハリのあるブランクが主流であることを考えると、これは特筆すべき点だ。

澤村「東京湾のボートアジングは大体10~20メートルが平均水深になります。こうしたエリアでハリのあるロッドを使うと、基本メソッドである“ゼロテンション”を保ちにくくなってしまうんです」

ゼロテンションとはラインを“張らず緩めず”、アクションを潮の流れに任せてアジを誘うメソッド。ハリのあるロッドであれば、深場になるほどラインの扱いは難しくなる。

澤村「だからこそ、高感度でありながら適度に“曲がる”こと、さらにはある程度の竿の長さが必要なんです」

“ゼロテンション”の釣りは前回の記事でも紹介!

アジングのスタンダード“ジグ単”専用ロッド

【SKS-ST64SUL-AJING】

ボートアジングという前提に立った上でチューンナップされた、アジングの王道“ジグ単”専用のロッドがこの『SKS-ST64SUL-AJING』だ。

1.5~2gを基準にジグ単の釣りを展開

SKS-ST64SUL-AJING

【スペック】
●全長:6ft4in ●適合ルアー:0.5~3g ●推奨ライン(エステル):1~2lb ●本体価格:27,000円(税抜き)

ジグ単の釣りメインで使用。軽量ジグヘッドが扱いやすいよう先径0.7ミリの繊細な30tカーボンソリッドを採用。ブランクをスローテーパー気味にすることでリグの操作感が手元にしっかり伝わりつつ、バイト時に違和感も伝えにくい。

澤村「アジ特有のアタリがしっかりとれます。また、しっかり曲げてキャストできるので、飛距離も出ます。不意の大物にもしっかり対応できるブランクに仕上げました」

キャロライナリグ、メタルジグも視野に入れた汎用性ロッド

【SKS-ST65UL-AJING】

澤村さんの語るアジングは基本的にボトムの釣り。重いシンカーを用いてコンタクトを早め、より効率的にボトムを攻めることができるのだ。

強風時や深場のアジング向けのオールラウンダー

SKS-ST65UL-AJING

【スペック】
●全長:6ft5in ●適合ルアー:1.5~10g ●推奨ライン:1.5~2.5lb(エステル)/0.2~0.6号(PE) ●本体価格:27,000円(税抜き)

『SKS-ST65UL-AJING』は3g、3.5gといった重めのジグヘッドやレンジを探るためのキャロライナリグ、小型メタルジグなどの使用にも向いている。

澤村「強風時や潮の速い時はリグのウエイトも重たくなり、ブランクへの抵抗も強くなりますが、それをしっかり吸収できるパワーも持ち合わせています。これがあれば基本何でもできます」

キャロライナリグのセット例。

実釣時はキャロライナリグメインで使用。ボトム攻略には非常に有効なリグである。

沖合のギガアジ狙いならベイトロッド

【SKC-ST66UL/L-AJING】

「色々開拓していく中で、東京湾でもデイでギガアジが狙えることが最近わかってきました。僕はまだ44㎝が最大ですが、今後もサイズアップを目標に可能性を探っていきたいと思います」

沖ということで、狙うレンジも35mまでとやや深くなってくる。こうしたエリアではベイトタックルによるバチコンが有効とのことだ。

ギガアジにはバチコン対応のベイトモデル

SKC-ST66UL/L-AJING

【スペック】
●全長:6ft6in ●適合ルアー:3~10g(バーチカル:MAX30g) ●推奨ライン:0.3~0.6号(PE) ●本体価格:26,800円

澤村「とくに深場の大型アジにはやはりベイトタックルですね。一段階強いラインシステムを組めますし、軽量ジグヘッドから30g以上のシンカーも扱えます。何より、ラインメンディングがしやすく、クラッチのオンオフによる操作感は、ダイレクトにボトムをとりやすい」

バチコンで沖のブレイクに付くギガアジクラスを狙う際には、こちらのベイトタックルが活躍してくれる。

バチコン(逆ダン)仕掛けの一例。

バチコンについてはこちらから。

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