【新型コロナ】神奈川県所管域で16人感染 厚木市立小でクラスターか

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は12日、県所管域で新たに未就学~70代の男女16人の感染が判明したと発表した。うち8人が感染経路不明。いずれも軽症が無症状だった。

 居住地別の内訳は厚木市7人、横浜市2人、秦野、鎌倉、逗子、伊勢原、大和、綾瀬の各市と葉山町が各1人。年齢別では40代が6人、10歳未満3人、60代2人、10、20、30、50、70代が各1人だった。

 厚木市立小学校に通う10歳未満の女子児童と、勤務する30代と40代の女性教諭2人が感染。いずれも既に陽性が判明している20代の男性教諭の濃厚接触者とされ、8日に公表された40代女性教諭を含め計5人の感染が明らかとなった。県はクラスター(感染者集団)の可能性があるとし、児童らの検査を実施している。

 また、同市の未就学児の男児2人が感染。いずれも既に陽性が判明している同居の30代母親の濃厚接触者。別居する男児の祖母で60代女性の感染も確認された。葉山町居住の県警高速隊に所属する40代の男性巡査部長の感染も判明。既に陽性が確認されている同僚の濃厚接触者で、同隊では4例目という。

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