レイズ・スネルが今季初勝利 筒香は開幕戦以来の2号

【レイズ9-5レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

チャーリー・モートンとヨニー・チリーノスが故障者リスト入りするなか、ブレイク・スネル(レイズ)が今季初勝利(0敗)をマークした。開幕から短いイニングでの登板が続いていたスネルは、今季最長の5イニングを投げて被安打4、奪三振6、無四球、無失点の好投。打線の援護にも恵まれ、今季4度目の登板でようやく白星を手にした。一方、レッドソックス先発のザック・ゴッドリーは4回途中10安打8失点と打ち込まれ、今季2敗目(0勝)を喫した。

レイズはこの試合、スネルに75球の球数制限を課していたが、スネルは70球で5イニングを投げ抜いた。フォーシームは平均96マイルに達し、70球のうちストライクが48球と制球も安定。昨季は故障に悩まされたが、徐々にサイ・ヤング賞を受賞した2018年の姿を取り戻しつつあるようだ。

好投を続けるスネルをレイズ打線はしっかり援護し、ウィリー・アダメスの1号ソロ、ブランドン・ロウの4号2ラン、筒香嘉智の2号2ランなどで4回までに8点を先行。2番手のアーロン・スレジャースが8回裏にJ・D・マルティネスの2号グランドスラムなどで5点を失ったが、9回表にオースティン・メドウズが1号ソロを放ち、とどめを刺した。

「6番・レフト」で先発出場した筒香は、初回の第1打席でセンターフライに倒れたものの、3回表の第2打席で開幕戦以来となる2号2ランをライトスタンドへ叩き込んだ。その後は見逃し三振、セカンドへの併殺打に終わり、4打数1安打2打点。今季の打率は.160、OPSは.576となった。

なお、筒香は今季放ったヒットがすべて92.2マイル(約148.4キロ)以下のボールを打ったものというデータが出ており、この試合で放った2号2ランも88.3マイル(約142.1キロ)のカッターを捉えたものだった。今後さらに打率を上げていくためには、150キロを超えるスピードボールへの対応が課題となりそうだ。

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